2014年2月14日金曜日

小保方晴子の疑惑論文3(Tissue Eng Part A誌 小保方第一著者)

疑惑論文3: Tissue Eng Part A 
(小保方晴子氏の学位取得申請において重要であった論文)
論文タイトル:  "The potential of stem cells in adult tissues representative of the three germ layers"
著者: Haruko Obokata (小保方晴子, Koji Kojima (小島宏司), Karen Westerman, Masayuki Yamato (大和雅之), Teruo Okano (岡野光夫), Satoshi Tsuneda (常田聡), Charles A Vacant (チャールズ・バカンティ, Tissue Eng Part A, 17 (2011)

Tissue Eng論文(学位業績)は、類似画像の多さからみて、うっかりミスによる貼り間違えなどという弁明は厳しいでしょう。これほどの多数の類似画像は、データ流用の故意性もしくは著者らのデータ管理の杜撰さ、研究内容の信頼性の低さを示唆しています。
東大医の小室氏(元千葉大医)らのように生データを紛失したとして真相をうやむやにし、プロトコルまで変えて再実験し、大量訂正するという逃れ方もできますが、いずにしろ、データ管理が不十分であると、誰も信用しなくなるでしょう。

なお、小保方晴子氏の学位取得に重要であった"Tissue Eng Part A"の論文のデータ流用疑惑については、この研究に科学研究費が使用されているようなので、文部科学省(日本学術振興会)や早稲田大学へ、制度に度づいて、調査を要求することができます

 → 
(再生医療本格化の為の上皮細胞を中心とした新規組織工学技術の開発 Research Project Number:08J05089)

類似画像8:
Fig.2のFgf5のバンド画像と、Fig.3のNat1のバンド画像が類似しており、データの流用が疑われます。


類似画像9: 
Fig.3のKlf4のバンド画像を上下反転させると、Fig.3のCriptoのバンドがに類似します。また、これらの画像の左から1列目と2列目のバンド画像は、Fig.4のNat1のバンドとも類似しています。上下反転という操作や、3つの実験画像にわたる類似性から、故意によるデータの流用が疑われています。http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/008ac025ee1ccf4c694869f09b053ee7



















類似画像10: Fig.2のKlf4の左から1,2列目のバンド画像が、Fig.3のSox2の左から3,4列目のバンド画像と類似しており、データの流用が疑われています。

http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/008ac025ee1ccf4c694869f09b053ee7












追記(2014年02月18日):2014年02月18日の朝日新聞報道によると、早大広報室は「仮に問題の画像が取り消されたとしても、博士論文の趣旨に影響しないと考えている」と発表したとあります。このような「データ流用はあったが論文の結論には影響しない」という趣旨のコメントを、研究不正を調査する立場にある研究機関(早稲田大学)が、調査着手前から、発表したのは異常です。これは調査機関自体が問題や不正を隠蔽する方向に動いていることを示唆しています。早稲田大は、生データを検証したり本人への聞取り調査もせずに、なぜ論文の趣旨に影響しないといえるのでしょうか?少なくとも4つの実験画像に亘ってデータ流用が認められる以上、意図的に行われた可能性や杜撰なデータ管理が推測され、論文の結論やその他データの信頼性も低いのです。

類似画像11: 
小保方晴子氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文のFig.1のFは、小保方晴子氏の博士論文のFig.6のFの画像と、互いに上下反転の関係にあります。不適切なデータ改ざんが疑われます。

↓ Tissue Eng Part A誌論文のFig.1




↓ 博士論文のFig.6



この論文については、下記アドレスのPubPeerサイトでも議論されています。
https://pubpeer.com/publications/20883115

4 件のコメント:

  1. ここで、画像操作の疑いを指摘するために、コントラストや明るさを極度に調整しているのを見かけるが、場合によってはそれだけで疑いをかけることは危険であることをここで指摘したい。私は試しに、オンライン公開されている昔の自分の論文中の電気泳動画像の図(元は、現像したx-ray filmをスキャンしたもの)に現像したをダウンロードし、コントラスト&明るさ極端に変えてみた。すると、その左右で色合いやパターンが異なる(すなわち不連続になる)直線の境界がいくつか現れた。その中には、隣り合うレーン間に存在するものもあり、ここだけ見れば、もしかしたら2つの別の写真を繋ぎ合わせたと疑われるかも知れません。したがって、そのような指摘は是非慎重に行ってください。

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  2. 名2014年3月13日 6:24

    ここで、画像操作の疑いを指摘するために、コントラストや明るさを極度に調整しているのを見かけるが、場合によってはそれだけで疑いをかけることは危険であることをここで指摘したい。私は試しに、オンライン公開されている昔の自分の論文中の電気泳動画像の図(元は、現像したx-ray filmをスキャンしたもの)をダウンロードし、コントラスト&明るさ極端に変えてみた。すると、その左右で色合いやパターンが異なる(すなわち不連続になる)直線の境界がいくつか現れた。その中には、隣り合うレーン間に存在するものもあり、ここだけ見れば、もしかしたら2つの別の写真を繋ぎ合わせたと疑われるかも知れません。したがって、そのような指摘は是非慎重に行ってください。

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  3. オテモリのあげく、それを流用ということですね。。。

    http://mainichi.jp/select/news/20140319k0000e040186000c.html

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  4. 上で指摘されているPCRバンドの件ですが、微細な凸凹に至までバンドの形状は「瓜二つ」なわけですが、例えばFIG3 Criptoの左端2レーンをFIG4 Nat1に重ねようとすると、バンド間の距離が二つの図で微妙に違うことに気づきます(Nat1の方がレーン間が狭い)。これはこのサイトの類似画像9でも見て取れますが、原論文の画像でも確認できます。ということは、どちらか(あるいは両方)の図でバンド(またはレーン)を切り貼りした、ということです。これはうっかりミスの流用ではありえず、故意の加工であることの裏付けです。

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