小保方晴子やチャールズ・バカンティ教授らのSTAP細胞に関する特許について
小保方晴子やチャール・バカンティ教授らは、共同で国際特許出願をしている。
(WIPO Pub. No.: WO/2013/163296: HTML、PDF)
(公開公報WO2013/163296 A1”Generating pluripotent cells de novo”)
利益相反事項の未記載問題
(WIPO Pub. No.: WO/2013/163296: HTML、PDF)
(公開公報WO2013/163296 A1”Generating pluripotent cells de novo”)
利益相反事項の未記載問題
小保方晴子氏ら理研、チャールズ・バカンティ教授らのハーバード大学医学部ブリガム&ウィメンズ病院、大和雅之氏の東京女子医科大学は、共同で、STAP細胞に関わる国際特許(WIPO Pub. No.: WO/2013/163296: HTML、PDF)を出願しています。
ノバルティスのディオバン臨床研究不正事件でも問題になりましたが、このような利益相反事項(論文掲載の可否によって価値が変わるような特許を出願している場合など)は、論文投稿の際に開示するべきとされています。特にNature Publishing はこの点に厳しく、その規定(Nature journals' competing financial interests policy)で、投稿する際には、投稿論文に利益相反があるのか無いのか、明記することを義務付けています。
しかしながら、小保方晴子氏らは、下記のように、Nature Articleの論文 (疑惑論文1)において、"金銭的利益相反(Competing financial interests)は無し"と明記しているのです。小保方氏らは、Natureが定義している”Personal financial interests(個人的な金銭的利益)”の項目に違反しています。これもまた、彼女の信用を大きく損なう結果となりました。 研究者は、自身の論文に対する信用を失えば終わりです。
↓ Nature Articleの論文より引用
Competing financial interests
The authors declare no competing financial interests.
以下の3項目は、Natureの規定で、"金銭的利益相反(Competing financial interests)"として定義された具体的項目です。
1) Funding: Research support (including salaries, equipment, supplies, reimbursement for attending symposia, and other expenses) by organizations that may gain or lose financially through this publication.
2) Employment: Recent (while engaged in the research project), present or anticipated employment by any organization that may gain or lose financially through this publication.
3) Personal financial interests: Stocks or shares in companies that may gain or lose financially through publication; consultation fees or other forms of remuneration from organizations that may gain or lose financially; patents or patent applications whose value may be affected by publication.
(日本語訳)
1) 研究資金: 論文出版により利益を得たり失ったりする可能性のある組織(団体)からの研究補助(給与、装置、備品、シンポジウム出席のための支援、その他の経費)
2) 雇用: 論文出版により利益を得たり失ったりする可能性のある企業によって、最近(研究プロジェクトに従事している間)、現在、あるいは将来的に雇用されること
3) 個人的な金銭的利益: 論文出版により金銭的利益を得たり失ったりする可能性のある企業の社債や株、金銭的利益を得たり失ったりする可能性のあるコンサルタント費やその他の報酬、論文出版によってその価値が影響を受ける可能性のある特許、または特許申請。
特許の状況調べてみたが、国際公開された後、その後の動きはわからない。
http://patentscope.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2013163296
https://register.epo.org/application?number=EP13780959&lng=en&tab=legal
権利化するには、各国の特許庁へ移行手続き(翻訳文やお金)が必要だが、
現時点では何も進んでいないと思われる。
おそらく日本への移行手続きや、その後の審査請求もされていないと推測される。
(手続きが進んでいれば、Legal statusに反映されるので)
しばらく放置して時間稼ぎかもしれない。
STAP細胞、、、理研の小保方晴子さんより先の開発者がいたのか!?
返信削除http://kanda-ip.jp/2014/01/31/6043
STAP細胞、、、理研より先に開発した者がいたのか!?
デザワ・マリ氏とは…
『STAP細胞』について理研が既に国際特許出願
http://kanda-ip.jp/2014/01/30/6026
小保方晴子(おぼかたはるこ)さんが率いる研究グループがSTAP細胞を開発。
理化学研究所が既に国際特許出願。
神田国際特許商標事務所サイトの記事です。