2014年2月13日木曜日

RNAseqとChiPseqのデータの未登録問題

小保方晴子氏のSTAP細胞に関するNature Letter論文疑惑論文1)には、RNAseqとChiPseqの実験データに関してNCBI BioSample databases用のアクセスIDを下記のように記載していたが、実際は、SRAやGEOなどのデータベースには登録されていなかったことが判明し、問題となっている(2014年2月12日)。

↓ 論文中における記述
"RNA-seq and ChIP-seq files have been submitted to the NCBI BioSample databases under accessions SAMN02393426, SAMN02393427, SAMN02393428, SAMN02393429, SAMN02393430, SAMN02393431, SAMN02393432, SAMN02393433, SAMN02393434 and SAMN02393435."

ネイチャーの規定では、論文を出版する際には、このような関連データを適切なデータベースに載せておかなければならないという義務がある。
ネイチャーに問い合わせをした人物によると、ネイチャーは既にこの問題に気づいており、著者(小保方ら)に連絡を入れたらしいが、著者から返答があったかどうかについてはわかっていない。


追記(2014年2月21日):米国時間で2014年2月19-20日頃にデータがようやく追加されたようです。


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